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“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【84】”

本日は日曜日!数寄屋大工一家の箱入り娘、寺田 由のコーナーです!
先日、お茶の先生のお供で小学校へお茶の体験授業へ行ってまいりました。
京都府では、日本文化の次世代への継承事業として「茶道」や「いけばな」などの体験が授業に組み込まれているそうです。
いかにも京都らしいですが、京都だからこそできる教育活動に私も興味津々です。
先生のおはなしから、お点前のデモンストレーション、子供たちと一緒にお茶を点て、もてなしたり、もてなれたりする体験・・・と盛りだくさんの内容。
元教員の正真正銘「先生」による入念な授業計画のもと、私はお点前担当に。
そのあとは子どもたちと一緒に授業を進めました。
「お抹茶はどれぐらい入れるのかな?」
「棗(なつめ)にはどんな柄があるのかな?」
「茶筅(ちゃせん)はどうやって使うのかな?」
好奇心旺盛な子どもたちから、色んな質問が飛んできます。
はじめてお抹茶を口にする子もいれば、抹茶ラテや抹茶味のお菓子など自分が知っている「抹茶」の味とは違う!という感想の子がいたり、お友達に「もっと濃くして!」「私のはちょっとだけにしてね」とリクエストしたりする子もいて、とにかく大人の私から見える子どもたちの世界って微笑ましい。
授業を通して子どもたちがどんな感想を持ったのか?
それも気になるところではありますが、
「ご一緒に」「お先にどうぞ」といった相手を思いやる「気持ち」がお茶にはあるんだな、ということを感じてもらえてたらいいなぁと思います。
もちろん、私にとっても子どもたちとの時間は新鮮で学び多い1日となりました。
(いつもより早起きをして「アレ?あれ?これでいいんか?」と一人でブツブツ言いながら着物の支度をし、
元気な子どもたちに圧倒されて、ヨレヨレになって帰ってきたのはここだけの話です。)
少し話題が変わりますが、
先日、お茶の先生にお取り継ぎいただき、お家元のお許しを経て次なるステップへの道を拓くことができました。
手元に届いたのは立派な看板。

まずは、SOU・SOUプロデューサー若林に報告。
親よりも喜んでくれる若林。
私も親に喜んでもらうよりも嬉しい・・・。
これは「通過点」ではありますが、長年ご指導くださっている先生や、いつもお茶会に誘ってくれる先輩のSOU・SOU伊勢木綿店長の本間などなど、たくさんのお力添えのもといただけたお許し。
これからもご縁を大切に、自分にどんなことができるのかを考えながら、再び学びを深めたいと思います。
《つづく》
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それでは、また明日。
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