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SOU・SOU日記
“基礎美術コースの制服/本田 みのり”
 本田みのり
本田みのり
京都造形芸術大学の山の奥の方に千秋堂という特別教室があります。
普段はなかなか、入れないのですが、千秋堂の2階で珍しい授業が行われていると聞き、
覗いてみることにしました。
入り口を開けると、とても太くて低い声が響いていました。
ピリッと張りつめた空気が階下まで伝わってきます。
 
このクラスは、基礎美術コースというこの春開設された、新しいコースです。
「お茶」「立花」「能楽」「水墨」「禅」と約5週間ずつ、室町時代に栄えた芸能を通して、
芸術を学んでいくそうです。
 
 
私が訪ねた日は、「能楽」の授業2日目、鶴亀というお話を練習していました。
能楽へ取り組む姿勢や精神を学ぶことから始まり、声の出し方、
一音一音のリズムの取り方など耳で聞いて、目で見て覚えていきます。
教科書などはありません。
 
そして、
みなさん、学生さんたちの着用している服
何かお気づきになりませんでしょうか?
実は、基礎美術コースの制服はSOU・SOUプロデュースでございます。
授業を覗きにと言いつつ、実はみんなの制服が見たかったというのが本音。
休憩時間、じっくり見せてもらいました。
造形大の制服は麻素材を使用。
 
羽織はもじり袖 短衣、
 
下は宮中裾がモデルになっています。
 
 
この日のリーダーだった。眞先くん。(まっさきくんとお読みするのだそう。)
制服を着て、とてもうれしそうでした。
能楽には指揮者はいませんし、歌い始めの合図もありません。
みんなが、神経を集中させ、リーダーの気配を読みとり、声を合わせていました。
まだまだ、少しばらつきがありましたが、
みんなが息を合わせようとしているのがとても良くわかりました。
こういう、気持ちが大切ですよね。
SOU・SOUに入社して日本文化・芸術に触れる機会がとても増えました。
もっと小さい頃に出会っていたら、日本の伝統や歴史の学び方、お稽古ごとに対する興味など、
ちょっと違っていたかもしれないなぁとよく思います。
学生の皆さんには、是非、お茶を体験したり、歌舞伎をみたり、浴衣や着物を着る機会にふれて
もらいたいと思うと同時に、自分ももっとそういった機会を増やそうと改めて思いました。
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2 件のコメント
はじめまして。
40代の主婦兼事務職兼学生でございます。
実は、京都造形芸術大学の通信教育学部に在学中です。まだ一度も京都の本学へ行ったことがありません。学部は違うけど、sou・souとコラボした制服着てみたいです。是非、卒業までには訪ねてみたいと思っておりますので、その際にはsou・souでキメていきたいですね。
小島様
はじめまして。
コメントありがとうございます。
造形大の通信教育学部に在学されているのですね!
大学へお越しの際は、是非学生さん達の制服姿見てあげて下さい。みんな、なかなか似合っております。
小島様のSOU装姿、楽しみにしております。