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“崖の上のポニョ”
ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子
青い海からやってきた
ポーニョ ポーニョ...
と地下鉄の中でわたしの横に座った小さな女の子が
歌いだしました。
女の子はクリクリとカールした金髪、そのとなりに
座っているのもお母さんらしい外国人の女性で東京の
地下鉄の路線図を見ています。
しばらくすると女の子はお母さんにポルトガル語で
「ねー、横のおばちゃんのピアスきれいだね」
わたしは思わずポルトガル語で
「オブリガダ、ゴストウ?」(ありがとう、気に入った?)
というと、
「おばちゃんはポルトガル語話すの?」とびっくりした
ように、そして
「ママ、おばちゃんポルトガル語できるよ」
お母さんは笑顔で
「ブラジル人ですか?わたしたちは先月仕事で日本に
来ました。街でポルトガル語を話す人に会えて嬉しい
です」
わたしは女の子に
「日本語は話せるの?」と聞くと
「ナンオファロ」(話さない)
「でもさっきポニョの歌を歌っていたでしょ」というと
女の子は恥ずかしそうに急いで手で口を押さえました。
そのうちにわたしの降りる駅に着いたので
「チャオ」と手を振ると
「おばちゃんはもうブラジルに帰ってしまうの?」
「帰らないけどいつか又東京で会えるかもね・・・」
と答えると女の子は
ポーニョ ポーニョ ポニョ
と手を振りながら歌でわたしを見送ってくれました。
年齢関係なく見知らぬ人とも気軽にお話しできる
ブラジル人、何十年も前の自分のことを思い出します。
(加納)
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2 件のコメント
こんにちは。6月に大阪からお邪魔したのてすが、
お分かりになりますでしょうか。
あの時はいろいろお話を聞かせていただき、ありがとうごさいました。
とってもかわいらしく、あたたかいお話ですね。
私の頭の中でも、最近はポーニョ ポーニョ ポニョ
って鳴っています♪♪
大阪にも、年齢関係なく見知らぬ人とも気軽にお話しできる文化が少しありますよ。
階段でコケてしまった人にはすぐに「大丈夫か兄ちゃん!!」
と、見知らぬオッチャンが助けてくれたり、
電車の中でも自然と「暑いですねぇ?」という会話があって
お互いニッコリしたり、優先席も若い人は率先して譲ります。
どことなく大阪の電車に乗っていると落ち着きます。
夏休みに東京の街のデザインなど見に行く機会がありそうなので
もし時間がありましたら、お邪魔させていただこうかなと思っております。
しっぽっぽ様、
コメントありがとうございます。
6月にいらっしゃった時覚えております。 それより
わたしのことを覚えていて下さって嬉しく思います。
東京は毎日蒸し暑く、寝苦しい熱帯夜を過ごしております。
先日京都からの方が東京の方が暑いとおっしゃっていました。
東京にお越しの節は是非又お立ち寄り下さい。
お待ちしております。