毎日更新!SOU・SOU読本
スタッフがお届けする日記
長沼ふみ
SOU・SOU日記
“お稽古に通う/長沼 ふみ”

先月は、「初風炉」のお稽古でした。
季節が夏へ向かう頃、客席から火の熱を遠ざけるため
茶室では「炉」から「風炉」に切り替わります。
この風炉での最初の茶会を「初風炉(しょぶろ)」と言うそうです。
半年ぶりの風炉のお点前を思い出しながら、一服お茶を点てました。
この日の軸は「平常心是道(びょうじょうしんこれどう)」。
「平常心」は一般的に「へいじょうしん」と読みますが、
禅の世界では「びょうじょうしん」と読み、「あるがまま」を意味し、
「あるがままの心、日常の心が大事」という意味の軸だそうです。
筆跡からも静かな力強さを感じます。
花は「芍薬」。
ふわっと開きそうな姿。
主菓子の御銘は「唐衣(からころも)」。
燕子花をかたどったお菓子で
先生が用意してくださった「鴨川をどり」のお皿と相まってより一層涼しげです。
また半年、あるがままの心を大事に
風炉のお稽古を重ねていきたいと思います。
- 関連記事
-
2 件のコメント
長沼 さん こんにちは
初風炉のようすを興味深くみせていただきました。掛け軸、生け花、お菓子、高島縮「うたかた」の初夏らしい着衣、調和のとれた余韻のある雰囲気です。羽織はきさらぎでしょうか。ではまた、次のお稽古の記事を楽しみに。
ネオ様
コメント頂きまして誠にありがとうございます。
先生が用意してくださるしつらえをネオ様にもご覧いただけて嬉しく思います。
お稽古に通い始めて3年ですが、毎回新たな学びがあり、お茶の世界の奥深さに引き込まれます。
着用している羽織は、下記アイテムです。
「GIZA×リヨセル天竺 むささび 短丈/象牙色」
※現在完売中で7月中旬再入荷予定です。
https://www.sousou.co.jp/?pid=181298865