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“阿波の旅いろいろ/菊地 いぶき”

祇園祭月間に入りました!
我が家でも毎年恒例、長刀鉾の扇子を飾り、祭り気分を盛り上げております。
さて。
少し前、阿波徳島へ行ってまいりました。
目的は、、
一度は見てみたいと思っていた大塚国際美術館です。
世界の名画を実寸大に陶板で再現しており、写真撮影自由、触るのも自由。
戦乱や焼失で今は幻となってしまった作品も精巧に再現されています。
古代遺跡や礼拝堂など、空間ごと再現した環境展示はまるでそこにいるかのよう。
「教皇選挙」が行われたシスティーナ礼拝堂もありました。
部屋に入ると高い天井を見上げて思わず「ほえぇ」と声が出ます。
とにかく何だかすごい空間です。
このところ浮世絵メインで観てきたので、色も構図もサイズにも圧倒されます。
【着用商品】
▪️高島縮 20/20 長方形衣(ちょうほうけい)/ほのか
▪️伊勢木綿 20/20 広形(ひろなり)もんぺ/半分縞(はんぶんじま) 生白(きじろ)
絵画への造詣が全く深くない私でも全館回るのに4時間半かかったので、お好きな方は1日がかりではないでしょうか。
夜ホテルに帰ってテレビをつけると……
「さっき見てきたとこじゃん!」
番組で紹介されていて驚きました。
西洋絵画でお腹いっぱいになりましたが、徳島旅はまだ続きます!
お次は「阿波藍」で染め体験です。古庄藍染處さんという工房にお邪魔しました。
【着用商品】
▪ 高島縮 20/20 藍捺染(あいなせん) スタンドカラー半袖シャツ SP/光琳(こうりん) 燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ) 写し(うつし)
▪️綿×クールマックス(R) 大文字山/鳶(とび) 濃紺(のうこん)
徳島で作られる藍を「阿波藍」といいます。徳島の藍の生産量は日本一だそうで、これを多くの手作業を経て染料の素である「すくも」にし、全国に出荷しています。
生きている染めの原料「すくも」に灰汁、糖分、石灰、水などを加えて撹拌発酵させ、1週間ほどすると「藍の花」と呼ばれる泡が液面に現れます。
これでようやく染められるようになります。
常にpHをチェックし、お世話をしないとダメになってしまうデリケートな藍。
自然のものは手がかかります。
染め体験のために持ち込んだのは、デポルターレとYousou.のTシャツ
染液から引き上げた時は茶色っぽい染め上がりですが、洗って空気に触れると化学反応で見る見る青く変化します。
Yousou.のTシャツの方が生地の目に隙間があるので空気に触れる面が多く、反応が早いです。
出来上がったものは後日郵送してくれるので、体験の後は作業場見学をさせて頂きました。
制作中の物や捺染の型紙などあちこちに「かわいい!」を発見して大興奮。
【着用商品】
■綿麻 綾織(あやおり) 二ノ襞(にのひだ)もんぺ つぼみ/つくも
届いた藍染Tシャツは良い感じです。
阿波藍の次は阿波踊り!
阿波踊り会館では、会館所属の連(踊りのチーム)の演舞が通年披露され、踊りに参加もできます。
「踊る阿呆に、見る阿呆〜」
というわけで、もちろん踊ります!
阿波踊りミュージアムの踊りゲームも挑戦します!
手の角度、足の曲げ具合、難度高し(・・;)
締めはお遍路さん第一番霊場「霊山寺」からの「鳴門の渦潮」
【着用商品】
▪️高島縮 20/20 藍捺染(あいなせん) 長方形衣(ちょうほうけい)/扇(おうぎ)
最近は貸切タクシーで巡礼する方も多いようです。
渦潮は1番波が激しくなる満潮を狙ってフェリー乗船。
目の前には迫力の渦潮と大鳴門橋。
海からエネルギーをたくさん吸い込んで
「明日も元気に仕事行くぞー!」
と最終便の飛行機に乗り込みました。
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