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“銘仙に学ぶ/椿 美樹”

6月中旬頃、神戸ファッション美術館で開催されていた
「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」特別展へ行ってまいりました。(※現在は終了)
「銘仙(めいせん)」とは、大正~昭和初期頃まで女性の普段着として着られていた、先染めの絹織物です。
銘仙はもともと絵柄も少なくどちらかというと質素なものでした。
当時、女学生の服装は華やかな振袖が流行っていたそうですが、もう少し控えめであるべきだと、服装規定を「銘仙以下」にするよう指定されることに。
しかしそれを逆手にとって、呉服屋はどんどん奇抜な柄や化学染料を取り入れて、銘仙を華やかに織るようになり、瞬く間に女学生の間で大流行したそうです。
実は、銘仙と聞いてなんとなく絣の一種?という認識しかありませんでしたが、こんな時代背景を知ると面白いなと思います。
こちらが展示されていた銘仙のお着物でコーディネートされたトルソーたちです。
とってもハイカラ!
こんな華やかな着物をまとって通学したり、日常を過ごしていたなんて素敵すぎます。。
着物や帯の鮮やかな配色はもちろんなのですが、半衿や帯留めなどの小物合わせにも釘付けでした。
なかにはこんな展示も。
あれ!モンスターボール?
帯留めに注目です。
現代の小物を使って合わせたのかと思いきや、
この帯留めはアール・デコの影響を受けて昭和初期に制作されたものだそうです。
なんという偶然!面白いですね~
華やかな銘仙にも負けず劣らず、SOU・SOUテキスタイルの浴衣もモダンで華やか!
着物意欲もさらに高まったところで、今年はセオαの浴衣をお迎えしました。
■小杉織物謹製 セオα浴衣/雲間(くもま)に菊 女Mサイズ
■身長:164cm
■半巾帯 ※手作り日記はコチラ
■帯締め ※私物
■【特典付き】SOU・SOU 20周年 刺繍飾り(ししゅうかざり)/20th
■リバーシブルハット/SO-SU-U 濡羽色(ぬればいろ) Mサイズ
■貼付まつり足袋 10枚小鉤(こはぜ)/濡羽色×桟(ぬればいろ×さん)
帯はお太鼓風に結んでみました。
濡羽色×臙脂色の組み合わせがとても好みです。。
ハットを合わせて洋装風のコーディネートにしてみました。
帯留に刺繍飾りを付けるのもまた楽しくて、色々集めたくなります。
セオαの生地は、トロンと落ち感のあるしなやかな風合いで、色味によっては秋口まで着ていてもおかしくないかと個人的には思います。
半衿を合わせて着物風にも着てみました。
■博多 半巾小袋帯/臙脂色(えんじいろ)
■半衿:テキスタイル計り売り (伊勢木綿 手ぬぐい)/けんらん 宝来(ほうらい)
■ストレッチ足袋 柄 綿/薄氷(うすらび) ※滑り止め付
■西陣草履(にしじんぞうり)/菊づくし 臙脂色(えんじいろ)
帯は片ばさみをアレンジしてみました。
色んな着こなしができそうで、これから沢山着ようと思います!
知らないことがまだまだ多いですが、
それでもやっぱり着物が好きです。
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2 件のコメント
最近では、なかなか"SOU・SOU村に行けませんが、椿ちゃんの着物姿を拝見した時はとても嬉しく思います。(^^)
帯や小物類のアレンジも一味違って、男ながらに憧れ感をいっぱいで、男物でもできたらなぁと思いつつ、ちゃんと着付けが出来ないことを思い出します(-.-;)
これからも、素敵な着物姿を見せてくださいねぇ!
kazu-endlix 様
いつもあたたかいコメントありがとうございます。
着付けは私も全くの独学で、「着たい!」という気持ちだけで着てしまっています…!
結婚式で振袖を自分で着てみたり、当時は酷い着方だったのかもしれませんが、、それもまた経験値と思っています。
またSOU・SOU村でお会いできるのを楽しみにお待ちしております。