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“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【85】”
本日は日曜日!数寄屋大工一家の箱入り娘、寺田 由のコーナーです!

約400年前、豊臣秀吉が北野天満宮で催した「北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)」。
「身分を問わず、茶に興味のある者は誰でも参加せよ! 道具がなければ代用品でも構わぬ!」
という秀吉の掛け声のもとに開かれた、いわば“天下の大茶会”です。
そんな安土桃山時代のスーパー茶湯のフェス!が現代に復活。
3日間にわたり行われた茶会は、日替わりで各流派がお茶席を担当。
境内には屋外茶席(野点・のだて)やお茶関連の出店も並び、気持ちの良い秋空の下で多くの人が気軽にお茶を楽しんでいました。
初めての方にも優しく、どのお席もアットホームな雰囲気。
「足を崩してもいいですよ」
「お道具を手に取ってみてください」
そんな声かけに導かれながら、いつもとは少し違う雰囲気の茶会を朗らかに楽しむことができました。
また別会場では、華道・未生流笹岡のお家元によるいけばなの披露も。
SOU・SOUの「華包(はなつつみ)」を監修してくださっている京都華包研究会のお家元が、迫力ある作品とともにお茶と花の深いつながりを語ってくださいました。
華包についてはコチラをご覧ください!→★
作品の軸になっている大きな枝は「お茶の木」だそうです。
私とSOU・SOU伊勢木綿の店長・本間は、欲張って各流派のお席を4つすべて制覇!
お抹茶4服にお菓子4つ、朝から何も食べずに挑んだ結果
――お腹の中はカテキンとあんこでいっぱいに。
「とりあえず、しょっぱいものを食べに行こう!」と大満足しながら北野天満宮を後にしました。
秀吉の時代にも同じように心からお茶を楽しんだ民たちが後世のお茶を引き継いでいったのかと思うと、なかなか歴史ロマンを感じるイベントです。
《つづく》
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それでは、また明日。


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【今日の合言葉】
「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」
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