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“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【91】”
本日は日曜日!数寄屋大工一家の箱入り娘、寺田 由のコーナーです!

お正月を迎えると「初釜(はつがま)」という大切な茶会からはじまります。
無事に新年を迎えられた感謝と「今年もよろしくお願いします」というご挨拶。
元は新年の「お稽古はじめ」であったようですが、各々お稽古場でも「初釜」が行われるようです。
私のお稽古場でも先生が毎年、「茶事(お茶会)」のお稽古も兼ねて初釜を行なってくださいます。
社中の皆で協力し合って進行させるのですが、ご高齢の先輩方も多いため、若手(私、こう見えて超若手扱いです!)は座ったり立ったりと動き回る役を仰せ使うことが多く油断はなりません。
席入り(茶室へ入室すること)から始まり、炭をつぎ、懐石の後にお茶をいただくというのが簡単な流れ。
大きな声では言えませんが・・・
初釜といえば!先生手作りの懐石を密かに楽しみにしています。
いつか自分もできるかしら、こういう食材も使えるのか!とお勉強させていただいています。
また、いつになく華やかな道具組もお正月ならでは。
本物の鳥の羽を使用した美しい羽箒(はぼうき)やお香を入れる香合(こうごう)はこの時期にだけ登場する「ぶりぶり香合」。
※「ぶりぶり」には諸説あるようですが、子供が曳いて遊んだ玩具が由来で「振々」にちなんでいるとか。
「嶋台(しまだい)茶碗」という金銀が一対の重ね茶碗が使用されます。
嶋台ってどういう意味なんだろうかと思って調べてみましたが、諸説あるようで正確な情報には辿り着けませんでした・・・
とにかく婚礼などのおめでたい席での道具ということに間違いはなさそうです。
内側の金銀箔は使用していると剥がれていくので、塗りなおしたりする場合もあると聞きます。
普段は先生がお点前をされることはありませんが、初釜では先生がお点前をしてお茶を振る舞ってくださるので、嬉しい気持ちと背筋が伸びる思いと。
でもやはり嬉しい!というのが一番でしょうか。
師匠である先生の所作は水が流れるように、自然で無駄のない美しさ。
普段はとても気さくでお茶目な先生ですが、やはり心から尊敬する憧れの存在です。
初釜が終わるころには、心地よい疲れとともに社中の皆さんとの距離が少し縮まったような気がします。
「今年も頑張ろう」と自然に思えるこの空気が、私はとても好きです。
まだまだ若手(超若手)ではありますが、一つひとつのお点前を大切に、今年もお稽古に励みたいと思います。
《つづく》
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それでは、また明日。
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