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スタッフがお届けする日記
長沼ふみ
SOU・SOU日記
“お稽古に通う”

最近のお茶のお稽古を振り返ります。
先生が用意してくださった「煙草盆」。
夏から初秋にかけて暑さが残る時季に、
お客様が涼みながら一服してくつろいでもらうための心配りの道具だそうです。
その中の「火入れ」(ライターの役割で火種を入れる器)に
先生の見立てで、以前ノベルティとして配布していた「美濃焼 そば猪口 SO-SU-U」が使用されていました。
お茶碗とお菓子の色も相まって、大人な雰囲気が渋いです。
かっこいい。
別の日のお稽古。
軸は「分福茶釜」が掛けられていました。
「分福茶釜」とは、群馬県のお寺を舞台にした日本昔話で、
茶釜に化けていたタヌキが恩返しをしていくストーリーだそうです。
みんなで福を分かち合うという意味があるようです。
左側の主菓子の菓銘は「花野風(はなのかぜ)」。
栗むし羊羹にかるかんが重ねられています。
「花野風」は、秋の草花が咲き乱れる野に吹き渡る秋風を指す季語で
意味を知ると、より一層秋が広がりました。
お道具は、長板皆具(道具一式が同じ意匠で揃ったもの)でした。
皆具やお茶碗にも所々に秋の草花の意匠が散りばめられていました。
また、ゆっくりお稽古に励みます。
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