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“春を告げるお水取り”
SOU・SOUのブログ内でご紹介している「茶室彼是」にて、奈良の大仏で有名な
東大寺にお茶会に出かけた際のお話をいたしました。
そのブログはこちらから→★
いつかは実際に見てみたいと思っていた東大寺の「お水取り」。
そして、今年は再び奈良を訪れる機会があり、お水取りを目の前で体験することが叶いました!
いまだ興奮冷めやらぬ私に、しばしお付き合いください。
その前に「お水取り」とは・・・
毎年3月1日から14日まで行われる
東大寺修二会(しゅにえ) という修行のことで、二月堂にある井戸から湧き出る神聖な「香水(こうずい)」を堂内へ運びお供えすることから、「お水取り」と呼ばれています。
1276年の間、さまざまな困難がありながらも一度も絶えることなく続いてきた行事です。
二月堂のご本尊、十一面観音に「練行衆(れんぎょうしゅう)」と呼ばれる僧侶が、私たちに代わって人々の罪を懺悔し、この世の平和や五穀豊穣を祈願します。
お堂の中を休みなく走って祈ったり、膝を何度も堂床に激しく打ちつけるなどの荒行。
食事は一日に一度のみで、それ以外は水分すら摂ることを許されないという、厳しい修行が連日続きます。
さて、大仏様を横目に境内を登っていくと、
東大寺二月堂 があります。
眼下には\まほろば奈良/が一望。
竹の先にふさふさと付いているものは「松明(たいまつ)」
暗闇でお堂に上がる練行衆の足元を照らすために使われます。
すっかり日も暮れた19時。
大きな松明に火がつくと、その灯りに導かれて練行衆が続きます。
バチバチと松明が燃える音とお堂から聞こえる鐘の音。
厳粛な雰囲気の中、大勢の人が見守ります。
ちなみに松明の重さは40キロ、大きいものは60キロほどあるそうですが、世話役の男性が一人で担いで登ります。
その後、お堂の欄干に突き出した松明は勢いよく振りだされ、火の粉を撒き散らしながら走り抜ける光景は、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか?
この火の粉を浴びると無病息災のご利益があるんだとか。
練行衆がお堂に上がった後は、お堂の周囲をぐるりと囲む「局(つぼね)」というスペースで練行衆が唱えるお経(よく聞くお経とは少し違う響き!)や足音に耳を澄ませました。
非公開であるため、どんな動きがなされているのかはわかりません。
蝋燭の灯りに練行衆の影とカツカツという履物の足音、なんとなく感じる気配は神秘的な体験そのものです。
とにかく練行衆の皆さんが、無事に満行を迎えられることを祈る気持ちで胸が熱くなりました。
最後に、お水取りにちなんでここで一句。
「いにしえの 松明灯す 竹送り」
さぁ、春がやってきましたよ!
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4 件のコメント
自分は拝見したことがないので羨ましい限りです♪ 荘厳な雰囲気が文章や画像でとてもよく伝わりました。
東大寺は「華厳宗」なのですね。 壮大な次元を扱う宗派なのだそうですが、庶民には壮大過ぎてただ「見惚れてしまう…」ばかりです…
しかし「仏教」では「人間はそもそも仏性を備えて生まれる」といいますから、凡人にも解りやすい「法華経」を知ると更に感慨深いものとなるのではないでしょうか…
(実は… 最近「法華経入門」なる書籍を読みまして感動してしまった経緯があるので…^^; 「受け売り」でスミマセン…)
ORまねきねこ様
コメントをいただきましてありがとうございます。 「法華経入門」を読まれたんですね。
同じ仏教でも肌身に感じる雰囲気が随分と違うことに驚きました。 お水取りも、ただ行事として見るだけでなく、そうした教えを少し意識してみると、また感じ方が変わってくるのかもしれませんね。 素敵な視点を共有していただきありがとうございます!
寺田さん、こんにちは。
京都駅から近鉄1本で行けるのに、なかなか行く機会がなくて、ニュースの映像でお水取りを見ては「行ってみたいな~」と毎年くらい思っています←腰が重すぎ
幻想的な光景、一度は生で拝みたいです。
ちなみに腰が重すぎるので、リアルイベントに応募しようかどうか、ずっと悩んでいます。一人やしな~、浮くやろな~
…でも行ってみたいしな~が頭の中をぐるぐるしています 苦笑
chabo様
こんにちは!コメントをいただきましてありがとうございます。
腰が重くて・・・の気持ちはよーくわかります。
寒いのでね、なおのこと。
でも、行って損なし!な体験だったので、ぜひ一度は足を運ばれることをおすすめいたします!
私たちのイベントも是非遊びにいらしてくださいー!
お一人で参加される方もたくさんおられますし、お一人で参加してくださる皆さんにも楽しんでいただけるようなアクティビティも絶賛企画中ですので、お会いできたら嬉しいです。
一人ではちょっと・・・とお思いでしたら、スタッフに気軽にお声がけください!一緒に楽しみましょう!