毎日更新!SOU・SOU読本
平成25年03月13日 水曜日号
“第一話:「天竺」について”
染織倶楽部、記念すべき第一話目は『天竺』についてご紹介致します。
『天竺』とは天竺編みの生地のことを指す、編物の一種です。
この『天竺』とは、薄くても頑丈な編み方の為、
一般的に広まっているTシャツやカットソーによく使用されています。
たばた絞り 半袖Tシャツ/水玉大 京紫×琥珀色
天竺風靡/金襴緞子(きんらんどんす)
この『天竺』という呼び名は、
かつて日本ではインドを天竺と呼んでおり(西遊記のように)、
インド産の綿の事を『天竺木綿』、
インドから輸入されてきた平織りの綿織物の事を『天竺』と呼んでおり、
それが『天竺』という呼び名で定着したようです。
この「平織り=天竺」がニットの平編みの別称になったようです。
ちなみに今春SOU・SOUで使われている生地に、
『超度詰め天竺(ちょうどづめてんじく)』がございます。
『超度詰め』とはその名の通り、度を詰めて編んでいると言う意味でございます。
しっかりと編んであるので、切りっぱなしでもほつれる心配はございません。
風も通しにくく、コートを羽織るには少し暑い今時期に最適です。
是非お試しくださいませ。
これから染織倶楽部では、SOU・SOUで使われている生地や、
その他、気になる織・染めについて、
本間・古川が交代でご紹介していきます。
どうぞお付き合い下さいませ。
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