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盛夏に煌めく夏衣。



<告知>SOU・SOU盛夏のよそおい 予約
【予約期間】 6/2(木)~6/14(火)
【特 典】『ガラス小皿』商品合計8,000円ご予約毎に1点進呈/全2柄(ふくろう/花そすう)※上限3点
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数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです!
数奇屋大工一家に生まれただけで、お茶を嗜むというより気ままに楽しんでいるだけの私のたわいもない話。
今回はちょっと番外編!として父と私のお出かけにお付き合いくださいませ!
大人になってから一緒に出かけることもなくなってしまいましたが、ある日の休みに娘サービスしてやるか!と思う父と、たまには親孝行してようか!という私の思惑が奇跡的に一致し、一緒に出かけることに!
朝早くから出かけた先は大手建設会社が開設した神戸にある日本唯一の大工道具の博物館「竹中大工道具館」。
少々マニアックにも思えますが、展示はかなり充実しており見どころ満載!
大工道具の展示から社寺建築の解説まで、どちらかといえば大人の方が楽しめてしまう内容です。
私は以前にも訪れたことがあるのですが、ここはやはりプロの大工さんを連れて行く方がより見聞が広がるだろうという下心・・・。
道具のことについては正直よく分からないところもあるのですが、私が特に気に入っているコーナーは「棟梁の言葉」という展示。
法隆寺や薬師寺といった数々の歴史的建造物の改修や修復に携わられた宮大工の西岡常一棟梁の言葉。
大工の世界で知らぬ者はいないほどの棟梁です。
祖父も父も「棟梁」として仕事をしている姿を見て「責任者」や「現場監督」とは違うニュアンスで理解してきた「棟梁」という存在がより具現化された言葉。
この言葉を目にしたとき、歳を取っても山へ足を運び木を見極めていた祖父の姿がふと目に浮かびました。
そして記録に残る緻密なメモや計算。
一見、経験や長年の勘がモノをいう世界のように感じますが全ては計算。
施主、建物、材木、職人、全ての些細なことにも気を配ることができなければ、棟梁は務まらないのだと思います。
大工でなくても全ての人に当てはまる部分があるのではないでしょうか。
さて、自由行動すぎる父を捕まえて見学したのは数奇屋建築のコーナー。
実寸大の茶室駆体があり、実際に中に入って見学することができます。
解説というより非常に小言がうるさい。
私の祖父は一緒に美術館に出かけると、展示してある茶道具全てに値段を付けながら鑑賞をするという曲者でしたが、父もなかなかの素質の持ち主です。
ですが、色々な考え方や信念を聞くと数奇屋建築がいかに概念化されず繊細で美的センスが集結された建物かということが具に感じられます。
結局いつも仕事(建築)の話しかできない父娘ではありますが、それもまた我が家らしい休日です。
《つづく》
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それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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5月は『とり』です
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風薫る五月。
お天気の良い夏日に、京都市右京区にある国の登録有形文化財『旧邸御室』が三年ぶりに五月特別公開されたので、見に行ってきました。
『旧邸御室』は昭和初期の高貴な郊外邸宅建築とのこと。
大広間に置いてある机に新緑の日本庭園がリフレクションする美しい景色が見れると有名でしたので、それを楽しみにしておりました。
入口からすぐに、22畳の開放的な大広間に通され、早速色鮮やかな景色が目に飛び込んできました…
お庭の深緑の青もみじ、青々とした常緑樹が綺麗に磨かれた机に映り込んだ様は、まさに絶景で、とても幻想的でした。
鏡のような机は、花梨の木の一枚板で作られ、長い年月をかけて丁寧に磨き込まれているそうです。
さら南面の庭を望む部屋、お休み処では新緑で彩られた日本庭園を眺めながらゆっくりお茶を飲むことも出来ます。
ほかにもお庭から斜面を上がると小高い所に茶室や待合があり、そこからの景色もまた良かったです。
近くにある仁和寺の五重塔も見えて、新たな新緑を発見!
帰りにはその仁和寺にも寄って、さらに緑を堪能してきました。
初夏らしく、新緑が眩しいこの季節。
緑に囲まれた休日は、ホッと心を休ませてくれる癒しの時間となりました。
初夏の新緑コーデを意識した、その日の着用商品はこちら!
知多木綿 文(ぶん) 大帷(おおかたびら)/あんこ玉
高島縮 40/40 抜衿ジバン 六分丈/深緑色(しんりょくしょく)
麻 広形(ひろなり)もんぺ/笹色(ささいろ)
擬宝珠(ぎぼし)/濡羽色(ぬればいろ)
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