毎日更新!SOU・SOU読本
“【一日一駄話】”
昔より今
NHKで「YOU」の再放送をやっていた。
清志郎もYMOもそして司会の糸井さんも若い。でも番組に出てた人は皆、当時より今の方がカッコイイなーと思った。
これはすごく大切なことだと思います。若い時よりも歳を重ねた今の方がカッコイイと言われる方がいいですね。多くの人がその反対になってしまっている気がします。
個人的な意見ですが、今の空気みたいなものをちゃんと感じている人じゃないとそうはならない気がします。
その後にこんな番組も再放送していました。「レッツゴーヤング」。
女性アイドル、みんな同じ髪型。
これは、当時松田聖子が教祖となって全国の女性の髪形を統一しましたね。
男性アイドルもセンターorサイドのパーマです。
ジャニーズの伝統ですね。
それから考えれば、今の日本人は大分個性を出すのが上手くなりましたね。
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“【一日一駄話】”
大盛況
Disney+WA-Qu in Ginza Tokyo 2009 のお店は大盛況だそうです。絞り手ぬぐいのオーダーがじゃんじゃんきています。
ところでWA-Quといえば西清マテリアルさん。この前、朝イノダコーヒに行って新聞を見ていたら偶然西清さんの記事が。
つまり独自の技術で大手メーカーには出来ない仕事をされているということですね。
しかし記事の最後にはこう書いてあります。
「構成ディレクションから設置までこなす空間創造のスペシャリストとして年間100件以上の店舗に納品し、高い利益率を維持している。」
うらやましーですね、高い利益率。今度会った時には高い利益率の中から少しおごってもらわなければなりません。
さて、気を取り直して名古屋芸大Q&Aです。
A.
(1)照明器具のカサ部分に伊勢木綿を使ったのですが、熱で焦げるというクレームが来て、慌てて販売をストップした。
(2)顔料プリントの生地で地下足袋を作ったらソールのゴムが剥がれてしまって全て販売をストップした。
(3)中綿入りのもじり袖をモスリンで作ったら中から綿が出てきてクレームになり、全て販売をストップした。
まだまだありますが、この辺にしておきます。サンプルの時はわからない事が現物で起こることがあります。
A. SOU・SOUを始めた頃です。(今から6?7年前) 日本の伝統工芸にはすごいものがあるなと思ったのですが、今の世代はそれらを結果的に捨てていることに気がつきました。日常の仕事を通じて何か役に立つことが出来ればいいなと思った。
A. あると言えばあります。でも基本的にそういう事に負けない性格だと思います。人が好きなんだと思います。
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“【一日一駄話】”
ワ行
僕の携帯には、よく間違い電話がかかってきます。とは言っても、電話番号の間違いではありません。
例えば、誰かのポケットに入っている携帯のボタンが何かの拍子に勝手に押されてしまってワ行が検索され、たまたまワカバヤシがトップに出てきたりして、それが知らないうちに発信される・・・といった具合です。
2?3年話していない人や昔の取引先など「なんで今かかってくんの?」と思ったら、たいがい誤って発信されていることが多いのです。とりあえず出てみても相手はしゃべりません。そりゃそうです。向こうはかけている意識がないんですから。そういう場合は、周りの音や会話だけが聞こえていて、なんだか盗聴器を仕掛けている感じです。
なので最近はそいういう電話には出ないことにしています。本当に用事があればもう一回かかってくるんじゃないかと思って。この作戦を思いついてからは気が楽になりました。(まーもともとそんなに深くは考えてはいませんが)
それでは本日も引き続き名古屋芸大からの質問にお答えします。
A. モノづくりもいいですけど、最終的には旅館がやりたいです。てしま旅館みたいに家族でやるのも憧れます。現世では無理ですが。
A. 岡山のsigneというカフェのエビカツサンドでしたかね。あれはおいしかったです。僕は普通の人よりもちょっとだけエビカツが好きです。
あと、今は自分で作った服しか着ていません。
A. 今でも外国のものに憧れることがありますよ。昔はあまりにも盲目的過ぎただけ。
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“【一日一駄話】”
中国人と中国製
ある工場の人が言っていましたが、そこで働いている中国人の工員は、買い物する時に中国製は絶対避けるのだそう。その気持ちは日本人の比ではないほど強いそうです。
僕もたまにお店で中国人の観光客を接客することがありますが、「これは日本製か?」と必ず聞かれます。必ずです。
中国人は誰よりも中国のことをよく知っています。でも、だから買わないのだとも言えます。
でも、そんな事言ってたら今の日本では買い物なんて出来ないやろなーと思ってしまいました。
それでは名古屋芸大Q&Aの続きです。
それまで外国のファッションや流行を追っていたので、その事がまずイヤになりました。と同時に、日本の物づくりの素晴らしさに気付いて、自分も職人と何か一緒に出来る事ははいかと思うようになりました。
相手が生かされていなかった仕事は、今はもう続いていないと思います。それは上手くいかなかった仕事とも言えます。でも、諦めずにもう一度やってみたら上手くいくのかもしれませんが。
納得できなかったり、上手くいかなかったりすることはないのですかと言われれば、あるに決まっています。
昔の日本人の生き様には興味はあったけど、和のものは和食以外興味がありませんでした。
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“【一日一駄話】”
お寺の標語<葉月>
8月に入りました。
久しぶりに通った仏光寺前。
そして、お寺の標語の時間です。
僕はいつも願っています。これからももっと願うようにします。
そして、名古屋芸大の質問コーナーの続きです。
A. もっと社会貢献できる会社にしていきたい。誰もやらないようなことで。
A. 柄のサイズ感とあわせる素材のバランス。カワイイけど大人も使えるかどうか。
A. 現地の方々への批判。これは大切です。悪口を言ってほしいわけではありません。でも一般の感覚とはズレていることをしている人もいます。いづれにせよ、無関心では伝統は残せない。
A. もし、自分にしか出来ないことをやっているとしたら、それは自分が生きている証拠だと思っているから。
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“【一日一駄話】”
9巻
たまーに寝付けない日があります。そんな時は無理に寝ようとしません。
考えることが好きなので、いろんな考え事をして逆に楽しむようにしています。
でも、先日の眠れない夜には出たばかりの『へうげもの』9巻を買っていたので、ラッキーとばかりに布団から出て読みました。
9巻でとうとう利休さん死んでしまいました。
読み終えて時計を見たら朝の4時でした。
気が済んだのでさっさと寝ました。
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“【一日一駄話】”
Hello Kitty × SOU・SOU
8月からSOU・SOUでも発売をスタートしました。
テキスタイルデザインに落とし込む際のイメージは、子供が持っても巣鴨のおばあちゃんが持ってもイケルものをと思っていました。
キティちゃんはいろんなブランドがコラボして様々なアイテムをリリースしていると思いますので、ウチらしさをどう出していくかがポイントですね。
これからいろんなものに展開していくかもしれません。
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“【一日一駄話】”
“【一日一駄話】”
Disney+WA-Qu
先日銀座にOPENしたDisney+WA-QuのショップがインターネットTVで紹介されていました。シンガポールテレビの取材だそうです。
おっ、始まった。フルスクリーンにしてっと。
お店の外観。
おっ、中塚さん。インタビュー受けたはる。すましてはるな。
ミッキー柄の扇子。
江戸切り子。見えづらいけど、どこかにミッキーが潜んでいるのでしょう。
松栄堂のお香です、断面がミッキーです。
おっと、手ぬぐいが。手前二つは有松鳴海絞りのスペシャルバージョンですね。一番手前のが日本でただ1人手蜘蛛絞りが出来る本間とめこさんによるもので、その隣が久福筋ですね。
アップにしてくれはりました。
実はこの他にも張正豆絞りのミッキーバージョンもあります。気になる方は是非銀座へ!
ちなみに、こちらのスタッフの方々は、ユニフォームとしてSOU・SOUの小袖ワンピースを着用してくださっているとのこと。光栄です。
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“【一日一駄話】”
質問にお答えします。(1)
名古屋芸大からこんなファイルが届きました。
へー、ちゃんとインデックスが付いている。
先日の講義の感想等をまとめてくださったそうです。
こうやって、1冊のファイルにしてあるとすごく読みやすいですね。
一気に全ページ読破してしまいましたが、けっこう体力が要りました・・・。
僕は大学などで講義をする時には、出来るだけ等身大でストレートに話すようにしています。つまり、かっこつけないという意味です。自分がやっていることをより良く見せる事は、授業料を払って聴いている学生のためには全然ならないと思いますしね。
まー、現に大したことをやっているわけではないので、気は楽なのですが。
なんか質問コーナーみたいなのがあったので、僭越ながらこの場でお答えしてみようと思います。
一度に全部はタイヘンなので、日を追って少しずつ・・・でいきます。
では、一つ目。
A. どっちもです。最近は、どちらかと言うと商品を決めてから柄のイメージを伝えることの方が多いです。
二つ目。
A. 若い人の意見を聞くこと。また、SOU・SOUのことをそんなに好きではない人にも意見を聞くようにしています。僕の好きなものばっかり作ってて売れるわけないですもん。(笑)
三つ目。
A. 季節感やそれを感じさせる配色を意識するということは、日本の良さを生かすということではないでしょうか。だから、売れると思うのです。
続きはまた。
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“【一日一駄話】”
絞りの実習
名古屋芸大の学生達が、有松の張正さんのところへ見学&実習に行った時の写真が送られてきました。
反物を折っています。
三角形にした一辺を染め付けて広げるとこうなります。
伝統工芸師の鵜飼さんも手ぬぐいを巻いて学生達に教えられているではないか。これは貴重なショットです。
鵜飼兄さんも。この人は折り縫い絞りの伝統工芸師です。(着ているシャツがご自身の作品です)
大きな水槽で水洗いしているところです。この工程で緑から青に色が変わっていきます。
最後はみんなで記念撮影でしょうか。
全部金麦の浴衣に見える・・・。
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“学生時代の作品”
これは僕が専門学校時代に作ったウールのジャケットです。
上前側を分解して、中の縫製が見えるようにしました。
これらは全てハンドメイドです。1着の完成までに
毎日朝から夕方まで作業をやって、2ヶ月くらいかかります。
(教えてもらいながらですが)
ボタンホールももちろん手縫い。
ジャケットは肩の仕立てが一番大切です。
肩パッドももちろん、自分の体型に合わせて一から作るのです。
芯や綿が何層にもなっています。
衿の線みたいなのは「ハ刺し」といって、衿を身体に
沿わせるために施します。これももちろん手縫いです。
ちなみに、細かく刺すと衿が硬くなります。
裏返すとこんな感じです。袖裏はゆとりをもたせてありますので、
だぶった感じに見えます。
アームホールは「玉まつり」といって、この部分専用の縫い方です。
裾のアップ。縁に施した点々は「星ドメ」といって、
中の縫い代を押さえるためだけに入れます。
これは表からは見えません。
テーラードジャケットは、説明し始めたらきりが無いほど
技術が満載で、手間がかかっています。
でも、こういった技術を教えてくれる学校は残念ながら
国内にはもう存在しません。
(僕が卒業してすぐ廃校になったそうです)
そして、こういう本物の技術は知っている人も知ろうと思う人も、
今のファッション業界にはほとんどいません。
大体そんな技術を必要とする会社がないのですから。
そういう意味ではたまーに見かける
「テーラー○○」みたいなお店は本当に貴重です。
僕は本物の技術を学ぶという事は、良いものを大切に使おうとする心や、
人を見る目を養うことに繋がるのだと思っています。
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“【一日一駄話】”
味平(29)<伊勢名物>
今日の味平は全国民の憧れの聖地、伊勢からお送りします。
伊勢と言えば伊勢うどん。適当に入った岡田やというお店。
これが伊勢うどん。
こちらが冷やし伊勢うどん。
どちらも初めて食べたのですが想像と違ってました。もっとうどんにコシがあると思ってたのですが意外にやわらかい。香川のうどんと比べてしまったのでしょうか。どちらかといえば香川の方が好みでしたが・・。
そしてここに。
赤福。
名物なのでとりあえず赤福氷。(本当はコーヒーが飲みたかったのですが)。
中はあんことお餅が入っています。
半分食べたところでタイムアップ。急いで京都に戻らねばならなかったので。
やはり今回は伊勢神宮に行けずじまいでした。来週も来よかな。
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“今週の写樂(68)<水野さん&ナカヒガシさん/京都造形芸術大学>”
今週の写樂は、京都造形芸術大学の水野大二郎さんとナカヒガシユウコさんです。
共に同大学の講師で、僕はいつもこのお二人に大変助けて頂いています。
水野さんはつい先日まで日本からロンドンの大学に通学されていました。ロンドンに通学ってどういう事?と思いながら深くは聞きませんでしたが。
ナカヒガシさんは、自身でもオブジェのような服の作品を作られています。こう見えてもかなりモードな方です。
この先もいろいろお世話になりますが、どうぞお手柔らかにお願いします。
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“続・合評”
先日の合評の続きです。
不公平なく、全員の作品をUPします。
煮物柄だそうです。
これ、男物で作ってほしいな。
となりの彼女の作品です。
絞りに挑戦してました。
染めがもう少し上手くいけば、もっと良くなったと思う。
手前の彼女の作品です。
カモフラ風のムラ染め。
写真ではわかりづらいですが、亀甲柄になっています。
何通りかに穿けるズボン。
ワンタッチで着用できる着物をイメージしているそう。
だまし絵&絞りです。
プリントをもう少し変えたら、もっと良くなる気がします。
以上です。(1人で数点作った学生もいるので、実際はもっと多いですが)
これから学生は夏休みに入ります。いいですねー、本当に。
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“【一日一駄話】”
艸会
毎月一度、木村宗慎先生にお越し頂いて、茶道やそれにまつわるお話をして頂いております。
この間は春海商店別注のバカラの菓子器を持ってきて下さいました。
○百万の代物だそうです。僕は何年か前に春海商店の事を知りましたが、明治時代にバカラの器をそのまま使うのではなく、自分達が茶道具として使えるものを作らせたというのがカッコイイなと思いました。
日本人は外国のものをなんでもすぐ取り入れるのが上手いと言いますが、昔の人は取り入れる際に?日本化?していたと思います。
外国には日本にない良いものがたくさんあると思います。それぞれのものの良さを活かしつつ、自分達が使いやすいような型やサイズに変えて取り入れるというのは、すごくセンスが必要ですね。
でも、それこそが日本人の真骨頂な気がします。
これはお菓子を出す練習をしているところです。結局全ては訓練です。
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“合評”
昨日は大学で合評があった。
前年に引き続き「もしSOU・SOUで商品を作るとしたらどんなものを作るか」というお題で、素材に伊勢木綿を使って製作して頂いた。
先週行った時はまだ全然出来ていない学生も、今日の合評ではそこそこちゃんと仕上げて来ていた。いくつか作品をご紹介します。
カラスをイメージしています。
手作りのハンコを押しまくって柄にしています。
ゴムで絞って墨で染めています。
寝る時に着るものだそうです。
広げるとこんな感じ。実は人間の毛細血管がプリントされているのです。
豆絞りのイメージで刺し子を施してあります。
全体的に言えるのは、実際に出来たものよりもアイデア段階の方が良かったということ。
つまり、こういうイメージやコンセプトで服を作っていく─と決めたのだけれど、いざ作ってみたら思い通りに仕上がらない。まー大抵のものがそうなるのかもしれませんけどね。
学生のやりたい事を尊重し過ぎたコメントをしても、本人達のためにならんかなと思いながら、自分の意見を述べた。あまり本音をハッキリ言ってしまうと良くない場合もあるかもしれないので、僕なりに多少は気を遣いましたけど。
また、他の学生の作品もUPしていきたいと思います。
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“【一日一駄話】”
夜店
祇園祭にはたくさんの夜店が出ていました。個人的には何かを買ったりすることはもう全くと言っていいほどなく、見るだけの風景となっています。
アメリカ生まれのオムレツフランク (ほんまかいな)。
夜店の中でもお面1000円はすごく高いものに感じる・・・。
今回見た中で一番いい感じだったお店。
炭火焼のだんご屋さん。だんごの焼き方、のれん、オッサンの醸し出す雰囲気(これ大切)まで、ほぼ満点に近い状態だった。ここのなら買ってもいいかと思いましたが、やっぱりやめておきました。
SOU・SOUで一度出してみたいです。夜店。
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“【一日一駄話】”
国旗
SOU・SOU足袋 京都店の前に7月より祝日には国旗を
掲げる事にしました。
どうせならと、少し不謹慎かも知れませんが"SO-SU-U"を入れて、
らしさを出してみました。
もし評判が良かったら他の店舗でもやろうかしら。
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“【一日一駄話】”
水スペ

あ、あれは川口浩探検隊で一世を風靡した名作番組"水スペ"ではないか!一体誰なんだ?!
とドキドキしながら顔を見たら生徒のHくんだった。

ど、どこでそのシャツをGETしたのだね?と尋ねたら、広島のある寺の住職に貰ったのだそう。思わず売ってくれないかと言いかけましたが、ぐっと我慢しました。
それにしても最近見たもののなかで最も琴線に触れた一品だった。もし古着屋に売っていたらリーバイスのダブルXより間違いなく水スペを選ぶだろう。まーそんなことはどうでもいいのですが。
ところで僕の受け持つクラスは空間デザインのファッション学科というのですが、デザイナーズブランドを着ている学生は一人もいないように思う。(そう見えないだけかもしれませんが) 僕が専門学生の時はみんなが着てた気がします。今はそれだけブランドものに若者が興味無くなってきたのかな。それはそれでいいとは思いますが・・・。
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