毎日更新!SOU・SOU読本
“今週の写樂<社内編(41)>”
今週の写樂社内編は、netshop配送センターの宮田 渚
以下はデータ
名前 :宮田 渚
生年月日 : 1987年 5 月26 日 26歳
血液型 : A型
趣味 :ライブ・舞台鑑賞、よさこい、小旅行
好きな食べ物 :みかん、和菓子
好きな男性のタイプ:芯があって、優しい人
身長 : 155cm
特技 :道でよく人に話しかけられる
休日にしていること :散策、掃除
欲しいもの :すっきりと起きれる朝
彼女は若林本を読んでくれた上で、この会社で働いてみたいと思ったようだ。
SOU・SOUが好きというのはもちろんだが、僕の考え方を少なからずとも理解してから面接に来る
というのはポイントが高いと思う。
netshopのサービス向上のために、これから配送センターでバリバリ頑張ってもらいたい。
23日は例のオークションに行きます。
いくらになるか・・・
それでは、また明日。
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“ヒートテック”
SOU・SOU×ユニクロのヒートテックが発売です。
ヒートテックは主にインナーとして着る方が多いとのことで、袖口や裾などからチラリと見えた時に
かわいいように、オリジナルサイズより小さめの柄行きにしました。
色も冬の装いに合わせやすいようにシックにしてあります。
沢山の方に楽しんでいただければ幸いです。
ちなみにレディースのみの展開だそうです。男性の方、申し訳ございません。
この週末はお近くのユニーククロージングへGO!
※商品のお問い合わせはユニクロにお願いいたします。SOU・SOUでは一切お答えできかねます。
それでは、また明日。
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“あいちトリエンナーレ”
名古屋芸大の学生達の作品が、あいちトリエンナーレの公式グッズになりました。
知多木綿の生地に板締め雪花をほどこしてあります。
学生が染めた雪花はカラフルでカワイイ。
有松のスター・張正さんのような美しく伝統的なものとはまた違った良さが
あります。
こういう風に学生の作品が広がっていくのはいいですね。
商品の詳細は以下の通りです。
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テキスタイルコースの各学年から3名ずつ、9名のグループで制作しました。
【商品名】絞×染Bag
【コンセプト】
地元名古屋の知多木綿の生地を有松絞りで染め、藍色の雪花柄と学生が考えた
現代的な柄のリバーシブルのバッグを制作しました。
愛知の学生が国際展で伝統産業をアピールすることで、産地復興につながると
考えました。
【商品掲載のURL】
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.469631309786824.1073741834.325654224184534&type=1
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それでは、また明日。
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“ちゅぢゅきさん&謝罪の王様”
“秋物予約”
秋物の予約ページはご覧くださいましたでしょうか。
今回のオススメは、開襟帯草衣、広形もんぺ穏のセットアップです。
なんとも日本的に見えます。このデザインはモードな感じがするかもしれませんが、実はあまり
着る人を選びません。黒髪の人は特に似合うと思います。
濡羽色以外は村田染工の新技術・草木染で染め上げでおります。
一般の草木染と比べて発色の良さと堅牢度の高さが特徴です。
襟ぐりは風靡や衿巻きジバンに合わせています。
胸には懐紙を入れるポケット付き
もう一つは小袖莢
定番アイテムです。今回は初めてウールのガーゼ素材を使用しました。
モスリン等の上からサラリと羽織って頂くととてもキレイです。
下に着ているものが若干透けるのもいい感じです。
真冬になったらこの上にアウターを、そして春にはまたこれ一枚で、と3シーズン着て頂けます。
お手持ちのお洋服にも是非どうぞの一品です。
予約がスタートして間もなく売切れてしまいました下記アイテムは
モスリン 薙刀貫頭衣/花市松(はないちまつ) 女Mサイズ
モスリン 長方形衣(ちょうほうけい)/日々(ひび)
モスリン 小袖風靡 作務・風靡下 博多 XL
モスリン 開襟帯草衣/濡羽色×麻手まり
高島縮 薙(なぎ)ジバン/濡羽色(ぬればいろ) 女Mサイズ
高島縮 薙(なぎ)ジバン/満天の星 女Mサイズ
再生産が決まりましたので、予約を再開させて頂いております。
是非ご検討くださいませ。
それでは、また明日。
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“今週の写樂(105)<abordさんと翁知屋さん>”
“結果発表”
“ルコック予約”
だいぶん涼しくなって参りましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は雨の予報が出ている京都。僕はお茶のお稽古にでも行ってこようと思います。
ところで、9月24日よりスタートしているSOU・SOU×lecoq sportif新作予約ページが公開しております。
少しだけ新作のご説明をさせて頂きます。
BIKEポンチョ
これは大人気アイテムです。
素材はポリエステルフリースですが、ニット調になってるのが特徴です。
フード内側にはサーモトロン(R)を使用
首周りをよりあたたかく過ごして頂けます。
同素材のパーカーも有り
こちらはネック周りのほかに
袖口カフス裏にもサーモトロン(R)を使用しています。
GOLD ZIPPERもポイントです。
お次は高島縮ボタンダウン長袖シャツ
これからの季節にぴったりの少し厚手のサーキュラー仕上げ生地を使用しています。
表面にある自然なシボが特徴です。このシボが上からジャケット等を羽織った時に空気の層を作ってくれるので、
つるっとした生地よりも保温性が高くなります。
冬の定番あっちグローブは、ダブルフリース仕様で手に触れる内側にサーモトロン(R)を使用。
そして今年からはSサイズが登場!
女性のみなさん、お待ちどおさまでした。
もちろん子供用もあり。文句なしにカワイイ!!
そして久々の発売、バックパック。今回はSO-SU-U入り!
前回のモデルより少し縦長のデザインに変更しました。
そしてガラケーポケットはスマホ対応に進化。
ゴムで出来ていますので、大きさはいろいろ対応します。
最後はテキスタイルカバーSOU・SOU10周年モデル
予約のみの限定発売ですので、是非お見逃しなく!
それでは、また明日。
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“いそがしい絞り職人”
「あのねー、仕事くれるのはええんやけど、多過ぎて家の床が今にも抜けそうなんですわー」
「まー、もうかるからええんですけどねー ハハハ」
「あんた、職人はそんなにニヤけたらあかん」
「はいっ」
「でもニヤけてしまいますー」
絞り過ぎて手がおかしくなっている田端さんでした。
田端さんの魂の叫びが感じ取れるブログ「たばた職人日記」はコチラ。
netshopもあります。
ついでに、若手の人気絞りユニット、有松のアイドル職人 まり木綿のサイトはコチラ。
まり木綿もいい加減早くnetshopを始めなあかんな。
簡単に出来るやり方を教えてあげるから、ヒマを見つけて京都においで。
それでは、また明日。
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“第3回 東日本大震災復興支援 チャリティーアートカバンオークション”
今年もこのチャリティーイベントがスタートしました。
京都高島屋の正面ウィンドウは今、信三郎帆布鞄一色。
正面玄関も
信三郎帆布一色
ウィンドウを見ていたら偶然会った3人の男
アップで
これが彼らの作品
もうおなじみのキーヤン
SOU・SOUはこんなの
重鎮、辻村史朗さんと並んで光栄です。
重鎮と言えば、冨田潤さんの作品も
最近いそがしくされているのかと思いきや、SOU・SOUにフラッと来てお菓子の味当てゲーム
をして帰っていかはりました。
そんなヒマがあったら、ちゃんと作品を織って頂くようにお願いしよう。
それでは、また明日。
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“パンチは免れたけど”
メルマガ担当の荒武が笑っている。
こんな頭になったからやと思う。
これはある人を強烈に意識しています。
次の画像を見て頂きたい。
まじめに何かを描くシーモオーカー
絵を描く若い頃のW氏
棚の書類を探すシーモオーカー
何か考え事をしているW氏
メルマガ担当の荒武と打ち合わせするシーモオーカー
マリメッコの創始者、アルミ・ラティア女史と打ち合わせをするW氏
そう、シーモオーカーは若き日のW氏を完全に意識しているのだった。
しかし、パンチパーマのシルエットに一歩近づいたとも言える。
なんとか回避させねば・・・
それでは、また明日。
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“NHKワールド”
さんの取材を受けました。
今回は室町の大御所、誉田屋源兵衛さんを紹介される中で、少しSOU・SOUを取り上げてくださるそうです。
脇阪さん(ハッサンはワッキーと呼ぶ)にも特別に出てもらいました。
実際に打ち合わせしているところを撮影
ピンのトークも
せいぜい映っても数分のことと思いますが、僕なんかが源兵衛さんとご一緒させて頂けるのは光栄です。
放送の詳細は、また後日お知らせします。
それでは、また明日。
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“サンプルチェック”
昨日はワコール本社で打ち合わせでした。
来年の春夏物のサンプルチェックです。
いつもながら立派な本社ビル。きれいな空。
ここから先は土足禁止エリア。どこかの部署でSOU・SOU lecoqsportifの地下足袋を
履いて下さっている方がいるようだ。
ファーストサンプルの仕様チェック
釦の色決め中
メモを取るヤマ
サンプルチェックが終わって昼食。ワコール社員食堂。
何を食べるか悩んでいるヤマ
僕はこれをチョイス
きつねうどんといなりの揚げ揚げセット
午後からはVP(ヴィジュアル・プレゼンテーション)の打ち合わせ
帰り際に見た京都タワーの上だけアップで
なんかレトロ
それでは、また明日。
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“でで”
初代SOU・SOUモデル井上香奈(通称でで)が、大手の会社に就職したらしい。
今まで絵描きとしてイベントやら展示会やらをしてきたけど、歳も歳ということで就職したのかもしれない。
もちろんそれはそれで良いんですけどね。
でも、僕が知る限り、彼女は根っからの絵描き。
知り合った造形大学学生の時から毎日絵を描いていた。
夏休みも毎日学校に行って絵を描いていた。
絵を描くのが本当に好きな人。
だから多分将来は絵描きになっていると思う。
たとえ収入が少なくても、絵描きの道を選んでいるんやないかと思う。
彼女の両親はともに芸術家で、大学の教授をされている。
たとえ彼女が大成しなくても、その道を選ぶことに反対はしないと思う。(わかりませんが)
普通はね、ある歳まで絵描きの夢を見たら、そろそろ諦めてまともな会社で真面目に働きなさい、
親御さんを安心させなさいといいますが、彼女にはそれはあてはまらない。
大手の会社で何をするのかは知りませんが、紆余曲折あったとしても最後には絵描きになっている。
そんな気がします。
これは単に予想ですけどね。
それでは、また明日。
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“キーヤン”
櫻井よしこ文化講演会に行った時に見つけたキーヤンの絵柱。
新しい絵に変わっている。
そして、講演後会場を出ると、総料理長カレーが売られていた。
カレーが飛び出す3Dのパッケージが本当に必要かどうかはさておき・・・
とりあえず4種買ってみた。
そして、入れてくださった袋がまたしてもキーヤン
すごいな、ホンマ。
このカレーは、社員にあみだくじで抽選することにします。
発表はtwitterで。
それでは、また明日。
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“櫻井よしこ”
文化講演会、今年も行ってきました。
人がいっぱい。満席です。
今回もおもしろい講演会でした。
こんなキレイな話し方が出来ればいいなー。
これからの日本は外国に対しても毅然とした態度で接していかねばなりません。
伝統工芸士のような厳しい態度で!
講演会の後は、すぐ隣の会場でディナー
味は普通以上でも以下でもない感じでした。
このディナーは完全にオマケですね。
来年ももしあれば、早めに予約して別のレストランを予約しようと思います。
それでは、また明日。
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“ギャラリーしつらい<長月>”
最近涼しい日が続いていて気持ち良いです。
わけがわからん豪雨だけはイヤですが。
申し遅れました。プロデューサー兼デザイナー兼目ピカ社長の若林です。
9月に入ったので、ギャラリーしつらいの原画も変わりました。
この中にプレゼントの絵葉書があります。
よろしければお運び下さい。
しつらいの間は、着衣店内奥の階段を上ってください。
それでは、また明日。
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“プラチナプラン”
SOU・SOU netshopがお世話になっているショッピングモール・カラメルさんが、新しくプラチナプラン
なるものを発表された。
これに入ると、今までよりも色々な企画が出来るようになりそう。
見て下さる方により楽しんで頂けるウェブサイトになりそうです。
楽しみ。
そしてページをめくったら、利用事例でリーブ21と並んでトップに表示して下さっていた。
リーブ21は、薄毛に悩む人のためのブランドです。
SOU・SOU傾衣は、ハゲた人がかっこ良くなるための和装のブランドです。
意外なところに共通点があります。
写真は、上タンを焼くとき風靡の袖が邪魔になったnetshopディレクター
それでは、また明日。
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“味平(130)レストランよねむら”
久しぶりに米村さんのとこにお伺いした。
とても美味しくいただきました。
SOU・SOU─
キライ!のポーズ
こちらがレストランよねむらの新作エプロン
コックコートを含む全身SOU・SOU MADEです。
ありがとうございます。これからもキライ続けてください。
それでは、また明日。
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“仕事”
ショップディレクターの徳治がおもしろい記事を見つけたと教えてくれた。
以下、かなり長いですが転用します。
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興味深い記事を読んだ。
12月18日毎日新聞夕刊に東大で行われた学生実態調査の報告についての短信である。
学部学生3534人(回答者は1367人)対象のアンケートで「自分はニートやフリーターになるように思う」と答えた学生が7.4%、「ニートにはならないが、フリーターになるかもしれない」と答えた学生が20.9%。
あわせて28.3%の東大生がいずれニートかフリーターになる可能性を感じている。
この数値の経年変化にも興味があるところだが、記事では触れられていない。
個人的予測を述べさせてもらえれば、数値はこの後も増え続けるだろうと思う。
東大生が就職にきわめて有利なポジションにいることはどなたでもご存じである。
だから、彼らがそれでも「ニートかフリーターになるかもしれない」と思っているのは、「就職できない」からではない。
新卒でちゃんと一流企業や官庁に就職はするのである。
オフィスにばりっとしたスーツを着て通勤し、きびきびと働くであろうということは確実に予測されているのである。
でも、ある日、不意に仕事に行く気がしなくなり、通勤電車のいつもとは逆方向の車両に乗ってそのまま「海を見に行って」しまったり、朝だるくて起きられず、そのままずるずると休み続けているうちに会社に行く気分がなくなってしまう自分の姿が妙にリアルに想像されるのである。
どうして、「不意にやる気がなくなる」のか、その理由はわからない。
でも、「不意にやる気がなくなる自分」には鮮やかなリアリティが感じられる。
たぶん、そういうことではないかと思う。
だから「ニートかフリーターになるかもしれない」という不安を彼らは払拭できないのである。
私はこの「不安」は構造的なものであると考えている。
ニート・フリーター問題についての本を書いたが、その中で「労働は憲法に定められた国民の義務だから働け」ということを書いた。
たぶん、若い読者のほとんどはその意味がわからないだろう。
「ふざけたことを言うな」と激怒する人もいるかも知れない。
「働きたいけれど働く先がないのだ。これは個人の決断や趣味嗜好の問題ではなく、アンフェアな社会構造のもたらす問題である」というのがニート・フリーター問題における「政治的に正しい」回答である。
申し訳ないけれど、私はこの考え方の「働きたいけれど」という部分に実は留保を加えている。
働きたいのになかなか仕事に就けない若者は「自分に向いた仕事、自分の適性や能力を発揮できる、クリエイティブで、見栄えがよくて、できれば賃金の高い仕事で」働きたいという条件に呪縛されているからである。
残念ながら、若い人に提供される就職口の中で、そのような条件を満たすものは1%もない。
99%の就労者は「自分に向かない仕事、適性や能力を生かせない仕事、創造性のない仕事、見栄えの悪い仕事、賃金の安い仕事」のどれかまたはすべての条件を満たす仕事を選択しなければならない。
だから、彼らがある日ふと「もう会社行きたくないな」と思ってしまうのは当たり前田のクラッカーなのである。
仕事を彼らは「自己表現」のようなものだと考えている。
だから、気むずかしい芸術家が途中まで仕上げたキャンバスを「こんなものは私の作品じゃない」といってばりばりと引き裂くように、「こんなものは私の仕事じゃない」といって蹴飛ばすことが当然だろうと信じてしまうのである。
なるほど、労働が自己表現であるならば、そのようなふるまいはたいへんつきづきしいものである。
しかし、残念ながら、労働は自己表現でもないし、芸術的創造でもない。
とりあえず労働は義務である。
現に、「すべて国民は、すぐれた芸術作品を創造する権利を有し義務を負う」という規定は日本国憲法のどこにもないが、「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」ということは憲法27条に明記してある。
労働は国民の義務なのである。
「条件が揃っていれば働いてもいい」というような贅沢を言える筋の話ではないのである。
「とにかく、いいから黙って働け」というのが世の中の決まりなのである。
なぜなら、人間はなぜ労働するのかということの意味それ自体が労働を通じてしか理解されないからである。
これについてはヘーゲルの理説を引くのが捷径であろう。
「人間が人間として客観的に実現されるのは、労働によって、ただ労働によってだけである。人間自身が現実に、客観的に自然的存在者以上のものであり、それと異なったものであるのは人為的対象を作り出した後であり、人間が自己の人間的かつ主観的な実在性を真に自覚するのは、ただこの実在する客観的な所産においてである。(・・・)労働することによって人間は精神を『体現』し、歴史的な『世界』となり、『客観化された』歴史となるのである。」(アレクサンドル・コヴェーヴ、『ヘーゲル読解入門』)
別にむずかしい話ではない。
小説を書かない作家、音楽を演奏しない音楽家というのが論理矛盾であることは誰にでもわかる。
「いいから、まずなんか書いて見せてよ」とあなただって言うだろう。
「それを読んで、どの程度の作家だか判定するから」
労働だってその点では同じである。
「いいから、まずなんか仕事をしてみなよ」と私たちは若者たちに告げねばならない。
「それを見て、君がどの程度の人間だか判定するから」
人間の適性や能力や召命は、労働する人間が「主観的にそうありたい」と願うことによってではなく、いかなる「実在する客観的な所産」をこの世に生み出したかによって事後的に決定される。
能力や適性は仕事の「前」にあるのではなく「後」に発見されるのである。
それに、自己表現としての芸術創造よりも、労働の方がずっと達成度についての判定は「甘い」。
だって、芸術の場合は「他人と同じこと」をしたら、それがどれほど高度の技術や熟練や努力の成果であったとしても「無価値」と判定されるからだ。
でも、労働の場合は「他人と同じこと」をしても、それが客観的に有用なものを生み出している限り、高い評価を得ることができる。
麻雀の用語を用いていうなばら、芸術は「アタマハネ」であるが、労働は「ダブロンあり」なのである。
労働は達成感を容易に得ることができる。
芸術はそれに比してはるかに要求が苛烈である。
そして、まことに不思議なことに、今の若い人々は労働を「義務」だと考えることを忌避し、それがまるで自ら進んで自己実現のために行う「創造」でなければならないと信じ込んでいるようなのである。
それではたしかに、ご本人にとっては苦しいことであろう。
「義務」を果たしている人に周囲は優しい(いやなことに耐えているわけだから)。
「創造」に苦悩している人に周囲は冷たい(頼まれてもいないことに血道を上げているわけだから)。
久しく労働は(主観的には楽しくても、制度的には)義務であり苦役であった。
しかし今、労働は創造となった。
そのせいで仕事をする人々はその定義上、仕事をつうじて絶えず自己実現の愉悦と満足にうちふるえていなければならなくなった。
苛酷な条件である。
絶えず創造し続け、絶えず快楽にうちふるえていなければならないという重圧に耐えかねた創造的労働者たちの中から「自分らしい作品ができないくらいなら・・・」と沈黙と無為の道を選ぶようになる者が出てきても怪しむに足りない。
ニートやフリーターはこの「創造的労働者」の末路である。
東大生たちはあるいは「創造的労働者であること」「余人を以て代え難い唯一無二の労働者であること」により強い動機づけをなされているのかも知れない。
そうだとすれば、彼ら自身が不安に思っているように、遠からず東大卒がニートやフリーターになる可能性は予測される30%に限りなく接近することになるだろう。
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つねづね考えていたことが的確に書かれていた。
僕は好きなことや夢を追いかけるのは、みながやることではないと思っている。
臼井さんは、いくら儲からなくても伊勢木綿をやめてはいけないし、田端さんは、いくら手が腱鞘炎になっても音響の仕事には戻って頂きたくない。
これは国民の願いと言っても過言ではない。
好き嫌いは別として「自分がやらねば誰がやる」という仕事もある。
仕事というのは、好きなことをやっている人だけが幸せなわけではない。
例えば、何でも良いから目の前の仕事に一生懸命に打ち込む。
その結果、誰かが喜んでくれる、あるいは誰かが認めてくれる。
それらが嬉しくて、またその仕事に打ち込んでいく。
そうしてるうちに、いつのまにか名人になってるかもしれません。
こういうことが、仕事をする上での幸せなんやと思います。
こういうことがないと、いくら好きな仕事をやっていても幸せとは言えないのではないかと思います。
まー僕はこんな考えです。
駄文失礼致しました。
画像は上タンを焼くヤテ
それでは、また明日。
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