毎日更新!SOU・SOU読本
前に催事で東京に行ってきました。
せっかくなので、仕事あがりに
東京店スタッフの道解と三谷と一緒に、歌舞伎町で傾(かぶ)いてきました。
思索しながら、ぶらつくのにも楽しい街です。
(ここから下は、考える事が好き(で、更に物好き)な人以外は飛ばして下さい・笑)
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目に飛び込んで来る歌舞伎町のネオンを見て、
「人工の美と醜悪は反比例するようでしない」と言う気が改めてしました。
秩序を制御(調性)可能なように想定している都市計画と、
それに相反する混沌とした無秩序な歌舞伎町とのコントラスト、
もしくはギャップこそこの街の面白さの核心だと思います。
その制御不可能な余白(余剰)部分に「あそび」(=遊び)の言葉を適用すれば、
『日本画の余白(あそび)の概念』との共通点を見出すことが出来る。
・・・と、無茶ブリを百も承知で「意外と面白い考えかも」と思った次第です。
表層的な情報では無く、後景を視る限りにおいて
歌舞伎町と言う(語弊を恐れずに言えば)前時代的な名前とは裏腹に、
あらゆる価値観が転倒し(かかっ)ている現代を
象徴する縮図のようなこの異形の歓楽街には、
様々なヒントが埋もれている気がします。
例えば、伝統的なものに対して人が取る態度としては、
秩序の枠自体を押し広げたり、厳格さを頑なに守ることに注力したり、
あるいは外に出ることにより中からは見えない視点を得たり、
そもそも無視して違う文脈で物語ってみたり、
(その他全ての態度の取り方と同数かそれ以上に)意図とは違った結果を生んだり
と、色んな形があるわけですが、
その動きの幅自体を潮流そのものとするならば
伝統の幅は今後さらに
『質を伴いながら』と言うハードルの設定条件を最重視しつつ
広げることが必要だと思います。
出来るなら、瓦解したものを復元する試みと、
それにより得た成果を還元する仕組みも含め
「元」も「子」もない状態に陥る前に、伝統を次に進められたら。
と、夢想します。
ついでに、「余白恐怖」の様に画面を埋め尽くす漢画(の空間処理)と、
ギュウギュウに詰め込まれた建物、中華系との共通項も気になる所ですが・・
キリが無いのでこの辺で。
気長に読んで頂いた方、お付き合いありがとうございました。
読んで損した!と、思われた方がいらしたら・・・
年忘れと共に忘れてください・笑
お口直しに2つのホンモノの本をオススメしておきます。
「風俗学―路上の思考」 多田 道太郎(著)
「歌舞伎町のミッドナイト・フットボール 」菊池成孔(著)
自分の駄文の1000倍面白いので、是非どうぞ。
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傾(かぶ)いた街と、傾奇者(かぶきもの)の格好の相性はバッチリです。
傾衣の三男、スリルを好むactive guy 川勝の名物コーナー
「傾衣でおでかけ」シリーズも参考にされてはいかがでしょうか。
↑見ごたえがあるのでご覧下さい。
皆様もぜひ、傾(かぶ)いて一枚!
ヤマザキ
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今週のおすすめは、モスリン寛衣下さかさです。
従来の寛衣との違いは前後ろ両面着用していたくことが可能になりました。
色を2色使っているので、上に着るものもバリエーションが広がります。
モスリンを使用した草衣上、寛衣上、小袖シャツ…。
コーディネートの一例。
モスリン寛衣下さかさのどちらかの色と宮中袖の色を合わせてもきれいですね。
※モスリン宮中袖ネット近日アップ予定!
組み合わせが楽しめるモスリン寛衣下さかさ。
本当におすすめです。
大原
【今週のランキング】
☆手ぬぐい
1位 干支てぬぐい 雪うさぎ
2位 南天
3位 間がさね 宮美
☆ひめ丈
1位 干支てぬぐい 雪うさぎ
2位 南天
3位 間がさね 宮美
☆小巾折
1位 おはじき 鉛
2位 間がさね 宮美
3位 花がさね 萌黄
☆くびまき
1位 間がさね 宮美
2位 間がさね 墨黒に苔
3位 花がさね 芝翫茶
☆書衣
1位 豆SOSUU
2位 おおいぬのふぐり彩
3位 間がさね 墨黒に苔
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本日発売!
年の瀬になってもツルットキョウトは続木ます。
下鴨本通りの坦々麺屋で、坦々麺。
アップで。
SOU・SOUの近くにある田ごとできつね蕎麦。
アップで。
高島屋地下にある551の蓬莱で海鮮焼きそば。
アップで。
本家尾張屋できつね蕎麦定食。
アップで。
再び551蓬莱で海鮮焼きそば。カラシは3個使います。
アップで。
高島屋3Fの鼎泰豐(ディンタイフォン)で酸辣湯(サンラータン)セット。
アップで。
四条通の名代立ち食いうどん屋できつね蕎麦。
アップで。
どうやら私は普通の人よりちょっとだけ麺類が好きなようだ。
最後は、後姿で男衆。
それでは、また明日。
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先月、「そうだ!永観堂に行こう!」
と某鉄道会社のキャッチフレーズのように思い立ち、
折角なので着物を着て行ってきました。
なんだか斜に構えてる自分にツッコミたくなります・・・
羽織っているのは、有松鳴海絞 むささび 濡羽色
これを羽織るだけでおシャレ気分です!
なので、斜に構えています。
着物は紬を着ています。11月に結城紬が
ユネスコ無形文化遺産に登録されましたが、
私のは只の何かしらの紬です。
足袋下 ハレと貼付まつり足袋を装備し、
四条から蹴上まで軽快にスタコラサッサと歩き、
永観堂に辿り着きました。
1100年以上前にこんなに立派なお寺が、
人の手によって作られたかと思うと人の力は計り知れないです!
日本人は凄いなぁ?と人ごとのように思ってしまいますが、
伝統文化があるって幸せです。
(山口)
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以前にお友達とご来店くださいました、鷺山珀眉様。
今回は、お一人でご来店くださいました。
普段は無地で少しデザインの入ったお召し物が多いそうです。
かり衣の源氏鼠×間がさねを試着されたところ、
「これいいわね、袖の感じも柄も良いわ」
とおっしゃって頂きました。
スラリとした鷺山様、とてもお似合いです。
「ブーツに合わせてもいいわね」とおっしゃっていました。
今度是非ブーツ姿でのご来店お待ちいたしております。
とても素敵な笑顔と撮影にご協力頂きありがとうございます。
本間
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本日発売!
本日発売!
先日、日進ゴムの植田さんと小林さんとで、ぼう年会を魚棚にて。
なんか撮りわすれた気がしますが、まー毎度のこと。
このお店は美味しくてリーズナブル。おまけに気が利きます。
人気店なのもうなずける。
今回の男衆は
四条大橋の上でした。
それでは、また明日。
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近日ホームページ上にて公開予定の『SOU・SOUで初詣』の撮影で
八坂神社へ徳治家と共に行ってまいりました。
まずはアビーロード風に八坂神社前の横断歩道を・・・
偶然にも獅子舞などもあり、すごくにぎわっていました。
今年も手水(ちょうず)の作法などご紹介予定です。
ほんといい家族だ。
未婚実家暮らしの僕と徳治父とは同い年。
他の写真は近日公開予定の『SOU・SOUで初詣』に掲載いたしますので、
ご覧頂ければ幸いです。
あんまり関係無いのですが・・・
神社内で撮影した写真を色々見ていると、JR東海『そうだ、京都行こう。』を思い出し、
なんだか僕も色々行きたくなりました。
(矢寺)
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今日のお客様は、兵庫からお越しです。
いつも着て出かけられているモスリン風靡上下で、
季節の変わり目に、羽織を探しにご来店頂きました。
「歩いてると京都の街でも、足元から全身見られますよ?!
それが段々楽しくなってくるんですよね(笑)」と、ご本人談。
そんな事を談笑しつつ、念願の新作の宮中袖袷を手に。
もう一つの新作 寛衣下を合わせれば、また違った格好良さが増します。
着物で例えるなら、
風靡上下が着流しで、風靡上に寛衣下を合わせれば袴替わり、
と言ったところでしょうか?
こちらは片身替(かたみが)わりと言う形で、
歩く時にさり気に見える柄が粋です。
SOU・SOUのスタイルは、
組み合わせ方次第で違う表情を見せるのが魅力でもあります。
ご自分なりに組み合わせ方を見つけて楽しんで頂ければ幸いです。
(ヤマサキ)
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SOU・SOU×長久堂 和三盆セットの12月バージョンです。
雪景色をイメージして、白一色に仕上げました。
背景は金平糖、12の数字は和三盆、そして雪の結晶は、寒氷(かんごおり/寒天と砂糖で作ったお干菓子)で出来ています。
この季節、ちょっとしたプレゼントにいかがでしょうか。
締めくくりは、紅葉の中での男衆です。
今秋の京都の紅葉は、特別にキレイだったそうです。
紅葉目当ての観光客も、とても多かったように思います。
それでは、また明日。
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先月は飛ばしてしまいましたが、ついに今回で第三回目になります。
PHPスペシャル テキスタイルデザイン
今月は「大和撫子」をイメージしてみました。

次回は来年になりますが、何をしようか今から楽しみです!
モリモト
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